2021年02月01日

新型コロナだけじゃない医療崩壊の恐怖!  ~新型コロナに加え、2025年問題の対策も行おう!~


■目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  新型コロナだけじゃない医療崩壊の恐怖!
        ~新型コロナに加え、2025年問題の対策も行おう!~

 ①医療崩壊とはどのような状態でなぜ起こるのか

 ②海外での医療崩壊の状況

 ③新型コロナだけじゃない、医療崩壊のリスク2025年問題とは?

 ④今後はピンピンコロリの重要性が大きく増加します!

 関連情報
  ・2025年問題に関する情報(リンク集)
  ・健康に関するテレビ番組の情報(リンク集)


■新型コロナだけじゃない医療崩壊の恐怖!
      ~新型コロナに加え、2025年問題の対策も行おう!~━━━

①医療崩壊とはどのような状態でなぜ起こるのか

医療崩壊。とても嫌な響きのある言葉です。

多くお方の命が失われる恐れがある。直感的にそんなイメージを持っています。

私の親は、持病があり通院しています。親の為にも医療崩壊は絶対に起きて欲し
くないとの思いでいっぱいです。

一方で、今現在、健康である自身への影響というとピンとこないというのが正直
なところ。

このような方は、私以外にもいらっしゃると思うのですが、ところがどっこい、
調べてみると現在健康な私たちにも大きな影響があることが分かりました。

医療崩壊とは、どのような状態か?

一言でいうと医療の需要と供給のバランスが大きく崩れ、需要が大きくなり過
ぎた状態です。

コロナ禍では、新型コロナ患者が増えすぎることで医療機関の対応が追い付か
なくなります。

首都圏では、従来は即入院だった高齢の新型コロナ感染者の入院が遅れること
で病状の急変に対応できずお亡くなりになるケースも出てきています。

医療崩壊は、もう始まっていると言えるかもしれません。

医療崩壊が起きると、具体的に以下のことが起こると考えられています。

(1)病院を受診できなくなる
急病などで病院に行っても人が多すぎて受診できなくなる。また、健康診断や人
間ドック、緊急度の低い手術などが受けられなくなります。

(2)入院できなくなる
病院が満床のため入院できなくなります。

(3)命が助からなくなる
緊急搬送に時間がかかったり、病院に到着しても先に治療を始めた患者の治療
が終わるまで待たされて病状が悪化したり命を失うケースが出てきます。
自宅療養により病状の急変に対応できずにお亡くなりになる方が増加します。

(4)命の選別が行われる可能性がある
例えば手術を行えるキャパシティーが1人の時に、緊急手術が必要な患者が2
人いた場合など、どちらを助けるか選別が行われる可能性があります。

急な病気や交通事故など、私たちにもいつ何が起きるかわかりません。そんな時
に医療を受けることが出来なかったり、命を失う可能性が出てきます。


②海外での医療崩壊の状況

昨年、アメリカの一部の州、イタリア、ブラジル、スペインなどで医療崩壊が起
こりました。

ニューヨーク州の病院の医療崩壊の状況が日本人医師によって紹介されていま
す。

・・・病院内の状況は壮絶でした。この病院では、ICU(集中治療室)扱いと
して管理する病床を合計40床に増やすなどの受け入れ対応をしていましたが、
ピーク時には全病床の約8割が新型コロナ感染症患者で埋まり、ICUは常に
満床。

救急外来ではすべての個室が相部屋として使用され、それでも収められない患
者が廊下にストレッチャー(移動用車輪付き簡易ベッド)で10台、20台と並
びました。

常時40~80人ぐらいの患者さんが溢れていて、ほぼ全例がコロナウイルス
陽性。通常時だったら一刻も早く気管挿管して人工呼吸器に乗せたいような重
篤な患者がたくさんいました。

救急車のサイレンは鳴り止む気配がありませんでした。

多い時には呼吸不全、低酸素血症を起こした重症患者が1時間に3~5人の頻
度で緊急搬送されてきました。地獄絵図そのものです。

この小さな病院で1日に10~15人の方が亡くなりました。

ニューヨーク市全体として遺体を安置する場所が不足したため、遺体は白い袋
に入れて、病院のすぐ近くに配置された冷凍トラックに運ばれました。

ニューヨーク州の病院の医療崩壊の状況はこちら:
https://humonyinter.com/column/med/med-08/

日本では、絶対に起きて欲しくない状態です。ここまでくると病院全体の業務を
適正に回すことが困難になり新型コロナ以外の病気の診療や治療も滞ります。

あらためて新型コロナ対策の重要性を多くの方に伝えて欲しいと思います。


③新型コロナだけじゃない、医療崩壊のリスク2025年問題とは?

「2025年問題」をご存じでしょうか。

2025年に団塊の世代約800万人が75歳(後期高齢者)に達し、医療や介
護などの社会保障費の急増が懸念される問題です。

2025年以降、30年以上は75歳以上の後期高齢者人口が2200~23
00万人の高止まりの状態が続く見込みです。

一方で、高齢者を支える現役世代の人口はどんどん減っていきます。

このような状況下で、高齢者の患者が急増することで医療崩壊が起きる恐れが
あります。

2025年は日本人の5人に1人が75歳以上ですが、2035年には3人に
1人が75歳以上の後期高齢者になる見込みです。

2025年問題の課題が更に重篤になり、様々な問題が噴出すると考えられて
います。

2025年から2035年にかけて以下の課題が更に大きくなっていきます。

(1)医師、看護師、介護人員の不足
(2)病床不足、病院不足、介護施設の不足
(3)年金制度の弱体化(支給年齢の上昇、支給額の減少、保険料の増加など)
(4)高齢者の現役化の促進(定年の延長、高齢者の就業の促進など)

医療崩壊のリスクは、年々大きくなっていきます。

医療崩壊で、病院を受診できなくなる、入院できなくなる、命が助からなくなる、
命の選別が行われる可能性があるとご紹介しましたが、それだけでなく以下も
同時に起こると考えられます。

・高齢者の収入の減少(年金支給年齢の上昇、年金支給額の減少など)
・支出の増加(保険料の増加など)
・元気な限りいつまでも働く必要性が増す

よほどの貯えがあれば良いのですが、多くの方々はご自身の為にも社会の為に
も、1年でも長く健康を保って働き続ける必要があるでしょう。

元気で働き続けるには、命が尽きるギリギリまで体が元気でいられる生き方、
ピンピンコロリを目指しましょう。


④ピンピンコロリの重要性は、更に増加。早め早めの対策を!

今後、高齢者が健康を保つことで以下のいくつもの恩恵が得られます。

高齢者の健康により得られる恩恵
 ・自身が健康な人生を送ることが出来る。
 ・医療崩壊の回避に役立つ。
 ・子供や孫の負担を減らすことが出来る。
 ・国の負担を減らすことが出来る。

高齢者の健康は、自身の人生だけでなく子供や孫の将来、国の未来も左右するも
のになり、その意味合いは年々強くなっていきます。

自身や家族(子供や孫)、社会のためにもピンピンコロリを目指しましょう。

そのためには、体のメンテナンスや強化を行う体への先行投資が重要です。

毎日運動を行い、筋肉や骨の健康を高める。生活習慣病を予防して血管の健康を
高める。和食中心の食生活。サプリメントでの不足しがちな栄養素の補給など。

皆さま方におかれましては、お客様に様々な方法をご提案頂き、ピンピンコロリ
の生き方が出来るよう手助けしてあげてください。


■次回目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  頭痛の種類と正しい対処法 
     ~鎮痛剤の使用量が6倍以上になるかもしれないその方法とは?~


 ①頭痛に悩む人はこんなに多い。なんと4,000万人もの方が悩んでいる!

 ②頭痛の正しい対処法を知っている人は、たった15%。
  正しい知識で鎮痛薬の売り上げが6倍以上になるかも!

 ③頭痛の正しい対処法(1)
  頭痛の種類を判断し、危険な頭痛はすぐに受診を!

 ④頭痛の正しい対処法(2)
  自ら手当て可能な頭痛と受診が必要な頭痛を判断!

 ⑤頭痛の正しい対処法(3)
  自ら手当て可能な「緊張型頭痛」の対処法


 関連情報
  ・頭痛と健康に関する情報(リンク集)
  ・健康に関するテレビ番組の情報(リンク集)

■2025年問題に関する情報(リンク集)━━━━━━━━━━━━━━━━

①医療・介護等で問題が噴出する「2025年問題」に迫る(探しっくす):
https://www.sagasix.jp/column/care/2025/

②2035年問題とは?(政治ドットコム):
https://say-g.com/2035-problem-2808


■健康に関するテレビ番組の情報(リンク集)━━━━━━━━━━━━━━

月~木曜日 午後8:30~
「きょうの健康」NHKEテレ
https://www4.nhk.or.jp/kyonokenko/

木曜 午後7:58~
「主治医が見つかる診療所」テレビ東京
http://www.tv-tokyo.co.jp/shujii/

毎週水曜日 午後7:30~
「ガッテン」NHK総合テレビ
http://www9.nhk.or.jp/gatten/

毎週日曜日 午前7:00~
「健康カプセル!ゲンキの時間」TBSテレビ 
http://hicbc.com/tv/genki/


■あとがき/編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

個人的には、体が許す限り何歳になっても楽しく働いていたいと思っています。

ストレスも多いでしょうが、良くも悪くも様々な刺激を受けることが出来ます。

ストレスに加え刺激も少ない生活よりも楽しいのではないでしょうか?・・・

・・・本当のところは、毎日遊び倒して過ごせたら良いのですが宝くじでも当
たらないと無理そうです。


ご感想やご意見がございましたら下記メールアドレスよりおよせ下さい。

作成者:第一薬品工業お客様相談室 荒川良博  

Posted by fujisan  at 10:59Comments(0)