2018年03月05日

医療倫理の4原則



本日、熊本県庁におきまして、熊本県薬務衛生科様の御指導の下に、崇城大学の瀬尾 量 薬学博士 ( http://www.sojo-u.ac.jp/faculty/department/pharmaceutical/introduction/002389.html ) に講師としておいでいただき、6時間の講義を受けました。



医薬品の配置販売に携わる者として、持っておくべき心構えについて教えていただきました。
とりわけ、医療倫理の4原則を私たちが肝に命じておくように教えていただきました。以下の通りです。

1: 自立尊重の原則
患者(お客様)御自身が、治療上の決定を下すために必要な情報を開示し、自律的な決定を促進することである。この原則を支持する道徳規則には、1)真実を語れ、 2)他人のプライバシーを尊重せよ、3)守秘情報を保護せよ、4) 侵襲のための同意を得よ、6) 依頼を受けた場合は、他人が重要な決定を下す援助をせよ、と言ったものがある。

2:無危害の原則
お客様が薬で副作用の被害を受けることのないように配慮する。

3: 善行原則
患者(お客様)の利益のために最大限の努力を払う。
これには、障害者や弱者、危機に面した人を援助することが含まれる。

4:正義原則
これには、根拠のない差別をなくすことが含まれる。さらに、各人に必要な努力、貢献、功績の大きさに応じて配分をすること、自由な市場取引に配分を委ねることが含まれる。
利益と負担を色々な人に公平に分配すべき。

医薬品の作用、副作用に対する理解を深め、お客様により良い情報提供を行う助けをいただきました。
お客様と密接なコミュニケーションを図り、真に患者(お客様)の助けとなる配置販売業者となるように教えていただきました。

なお、上記の講義は、一般社団法人 熊本県医薬品配置協会様 ( http://kumamoto-haichi.com/info.html ) の企画の下に行われました。


配置協会の前々会長の光原氐と、西口新会長と、フジオカ薬品の会長と共に。
  

Posted by fujisan  at 13:11Comments(0)